年賀状じまい、その前に|伝え方・文例と、宛名リストを残しておきたい理由
生前準備

年賀状じまい、その前に

2026-10-23読了目安 約7分

今年も、年賀状の季節が近づいてきました。 2027年用の年賀はがきは、2026年11月2日に発売されます。

その当初発行枚数は 5.6億枚。前年(7.5億枚)の約74%にまで減りました。 企業でも、すでに「年賀状じまい」をした会社が半数を超えた(58.1%、2025年12月調査)という調査があります。

「そろそろ、自分もやめようか」 そう考えている方もいるのではないでしょうか。

年賀状をやめるかどうか、誰と続けるかは、本人にしか決められない選択です。 この記事では、伝え方と文例、喪中の年の考え方、 そして やめる前にしておきたい、ひとつの準備 を紹介します。

1. 年賀状じまいの、いろいろなかたち

年賀状じまいといっても、すべてをやめるだけが方法ではありません。

すべてやめるすべての相手に、年賀状をやめることを伝える
一部の人とだけ続ける親しい人や、年賀状でしかつながっていない人とは続ける
別の方法に切り替えるメールや LINE などで新年のあいさつを続ける

「年賀状でしか近況を知らない友人」がいる場合、 その人とのつながりまで途切れてしまわないかは、考えておきたいところです。

2. 伝え方とタイミング

年賀状じまいの伝え方には、主に 2 つのタイミングがあります。

最後の年賀状で伝える

新年のあいさつと一緒に、「今年で最後にします」と伝える方法です。 相手も年賀状を受け取った流れで読めるので、自然に伝わります。

謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は大変お世話になりました

さて 誠に勝手ながら 本年をもちまして
年始のごあいさつを控えさせていただくことにいたしました
これまでのお心遣いに 心より感謝申し上げます
今後ともどうぞ変わらぬお付き合いをお願いいたします

寒中見舞いで伝える

年賀状を出しそびれた年や、いただいた年賀状への返信として、 寒中見舞いで伝える方法もあります。 寒中見舞いは、1月8日から2月3日ごろに届くように送るのが目安です。

寒中お見舞い申し上げます
素敵な年賀状をありがとうございました

私事で恐縮ですが 本年より
年始のごあいさつは控えさせていただくことにいたしました
皆さまにお伝えしております

寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください

伝えるときのポイント

  • 皆さんに伝えていることを書く(相手が「自分だけ切られた」と感じないように)
  • これまでの感謝を添える
  • 今後も連絡を取りたい相手には、メールアドレスや LINE など、これからの連絡先を書き添える
  • 印刷の文面に、手書きのひとことを加えると、気持ちが伝わりやすい

3. 喪中の年は、どうする?

今年、身内を亡くした方は、年賀状の代わりに 喪中はがき を出すのが一般的です。

出す時期11月から12月上旬まで(相手が年賀状の準備を始める前に届くように)
喪中の範囲2 親等程度までが目安
12月後半に不幸があった場合年明けに寒中見舞いで、喪中だったことを知らせる

喪中はがきは、新年のあいさつを控えることを伝えるためのものです。 近況報告などは書かず、別のあいさつ状や寒中見舞いで伝えるのが一般的とされています。

そのため、喪中の年に年賀状じまいを考えている場合は、 喪中はがきとは別に、年が明けてから寒中見舞いで伝える と、 それぞれの役割を混ぜずに済みます。

4. やめる前に、宛名リストを残しておく

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。

年賀状の宛名リストは、長い年月をかけてできあがった 交友関係の地図 でもあります。 学生時代の友人、昔の職場の同僚、遠くに住む親戚。 ふだんは連絡を取らなくても、年に一度の年賀状でつながっている人たちです。

年賀状をやめると、このリストは更新されなくなり、やがて手元から消えていくこともあります。 すると、いざというときに困ることがあります。

自分にもしものことがあったとき、 家族が、誰に知らせればいいのか分からない ことがあります。

家族は、本人の交友関係をすべて知っているわけではありません。 年賀状の束や宛名リストは、家族が「知らせるべき人」を探すときの手がかりのひとつになります。 それがなくなると、知らせたかった人に訃報が届かないまま、ということも起こりえます。

だからこそ、年賀状じまいをする前に、宛名リストを見直して書きとめておくことをおすすめします。

  • これからもつながっていたい人:年賀状の代わりに、どの方法で連絡を取るか
  • もしものとき、知らせてほしい人:名前、関係、連絡先(住所・電話・メールなど)
  • どんな関係の人か:「高校の同級生」「前の会社でお世話になった先輩」など、家族が見ても分かるように

手早く残しておくなら、届いた年賀状を写真に撮ってまとめておく方法もあります。住所を書き写す手間が省けます。

訃報を伝える範囲や伝え方については、 家族葬|親族どこまで呼ぶ?の判断基準と訃報の書き方を完全ガイド もあわせて参考にしてください。

5. Lifulo からの視点:「知らせてほしい人」を書きとめる

年賀状じまいは、「もう出さなくていい」という区切りであると同時に、 自分にとって大切な人は誰か を見つめ直す機会にもなります。

Lifulo のアプリでは、「葬儀・お墓」のテーマに 「亡くなったら伝えてほしい人」という書くヒントを用意しています。 宛名リストを見ながら、名前と関係、連絡先を書きとめておくと、家族が迷いにくくなります。

また、宛名を一人ずつ見ていくと、 「この人には、ずいぶん助けてもらった」と思い出す相手もいるはずです。 そんなときは、「伝えたいこと」のテーマにある 「友人への感謝」 から、 その気持ちを書いてみるのもよいかもしれません。

6. まとめ

  • 2027年用の年賀はがきは11月2日発売。当初発行枚数は5.6億枚で、前年の約74%
  • 年賀状じまいは「すべてやめる」「一部の人とだけ続ける」「別の方法に切り替える」など、かたちを選べる
  • 伝えるのは、最後の年賀状か、寒中見舞い(1月8日〜2月3日ごろ)で
  • 喪中の年は、喪中はがきとは別に、年明けの寒中見舞いで伝えると混ざらない
  • やめる前に、宛名リストから もしものとき知らせてほしい人 を書きとめておくと、家族が迷いにくくなる

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